摂津系同門会とは、弓術日置流(へきりゅう)印西派(いんさいは)十八代宗家・川島正晃(せいこう)師範の門人がお互いに連絡を密にすることによる流派のいっそうの隆盛を願って作られた団体です。

 現在同門会の会員は約1,000名を数えます。年代も御年輩の方から大学生まで幅広く、北摂地域を中心に全国各地に会員がいます。

 また、川島師範は京都大学(弓道部ホームページへ)、および大阪産業大学の弓道部師範でもあります。彼らの中で卒業後弓を続ける者も少なくありません。

 近年では社会人、学生を問わず各選手権・大会での活躍が目立ち、優秀な成績を残しています。

 同門会では会報「由美ごころ」を発行しているほか、川島師範を講師にお迎えしての流派講習会を開催したり、師範並びに門人の慶事を祝う射会を主催しています。

 同門会の発足当時、川西市には公営の弓道場がなく、門人は市会議員(当時)の故大西郭晨先生のご自宅の敷地内に作られた三人立ちの弓道場(聖風館弓道場)で稽古をしていました。昭和63年に、川西市火打の総合体育館横に六人立ちの川西市弓道場が完成し、日常の稽古は同弓道場で行うようになりました。現在でも、入門式等の流派の諸行事は聖風館で行っています。

 「紙の的に向かって弓を引くことは弓道の一部だ」「弓道は人生の縮図である」との先代川島師範の言葉に従い、弓術の他、古来戦場で矢がつきた場合に射手が身を守るための格闘術である『打根術』(うちねじゅつ)の稽古も行っています。

 【年間の行事】

  1月 初射会
  4月 川西源氏まつり協賛奉納射会(運営協力)
  6月 流派講習会
  11月 流派講習会

  随時 入門式

 

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edited by Nobuhisa Tanaka
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