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◇◇ 2004.06.13 ◇◇
- 川島正晃師範 逝去
三年ぶりの更新で悲しいお知らせをしなければなりません。トップページでも
お伝えした通り、印西派摂津系祖・川島正晃師範は、今年2月よりご病気療養中のところ、平成16年6月5日、薬石の効なく逝去されました。
川島師範は日置流印西派の宗家として、また川西市弓道協会会長として、さらには京都大学,大阪産業大学などの弓道部師範として、長年にわたり武道としての弓道の発展、および門人・後進の育成に努めてこられました。
最近は、平成18年に兵庫県川西市での弓道競技の開催が決まった「のじぎく兵庫国体」の成功に向けて尽力され、年末に予定されている新道場の落成を心待ちにされていました。
涙雨となった翌6日のお通夜、そして一転して師範のお人柄のごとく晴れ渡った7日の告別式。数百名の門人,各校弓道部員・OBが集い、永遠に旅立たれる師範を見送りました。
亡くなる数日前、師範はこうおっしゃったそうです。「わしは草葉の陰では見ないぞ、いつも正面か後ろから見ているぞ」
門人一同、この言葉を胸に今後の稽古に励む所存です。
弓とりて 学びし道の 遠ければ
老いて散るまで 歩みつづけん 正晃
edited by Nobuhisa Tanaka
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