江戸時代に撮影されたと思われる弓道の写真についての情報を集めています。
まずは、この写真をご覧下さい。オリジナルはこちらのサイトにあります。掲載されたのは、オランダで弓道をされている van Vliet さんとおっしゃる方です。
・・・いかがですか?
右のものはともかくとして、左と真ん中の二枚の写真は、まげを結っているところを見ると、どうやら江戸時代に撮影されたもののようです。
これらの写真をホームページに掲載された van Vliet さんはオランダのライデン大学のスタッフの方ですが、写真の持ち主はこの方ではなく、いまのところ写真の入手経路等についての情報はありません。
射形や道具をみて何か(射手の流派、身分など)思い当たる方は田中まで情報をお寄せください。
真ん中の写真を撮影した人の名前がわかりました。
幕末(1862年)の長崎に、日本で初めての写真館を開業した「上野彦馬」という人物です。
なお、同じ写真が石黒敬章さんの論文「上野彦馬の不思議発見」に引用されています。
(日本写真芸術学会誌:平成7年第4巻2号p.5-15)
大学等で文献の入手が比較的容易な方は手に入れてみてはいかがでしょうか。
この情報は、筑波技術短期大学の山田奨治さんからいただきました。ありがとうございました。m(_ _)m
長崎の人の手による写真であるということは、写っているのは九州の弓引きなのでしょうか?
左端の写真も上野彦馬の撮影したものでした。真ん中の写真とともに撮影は1863年頃のようです。
写真のポジが今もオランダのライデン大学に保管されているとのことです。
この情報も、山田奨治さんからいただきました。ありがとうございます。m(_ _)m
右端の写真の由来がますます気になるところです。